パソコンが現代において当たり前のように人びとが手にするようになる歴史的背景には、歯車式の電気計算機や真空管、トランジスタを用いた電子計算機などの存在があるようなのです。1942年アメリカのアリオワ州立大学の教授アタナソフと学生ベリーが、真空管空間を用いた世界初のコンピューターマシンとされるものを開発したようです。現代のパソコンの基礎ともなる2進数や論理回路、記憶装置を内臓していたようですが、プログラム制御ではなかったとされているようです。1946年第二次世界大戦の後にアメリカのペンシルバニア大学の物理学者モークリーと電子技術者エッカートは、ミサイルの弾道の計算をする専用の計算機エアニックを完成させたと言われております。まさに生まれたのパソコンともされるエアニックの姿は重さ30トンとされる巨大なもので1万8000本もの真空管を使用していたことからエアニックが動き出すと街中の電燈が暗くなったとの逸話があるほどのようです。